「通訳者」になるためには、まず、通訳の基礎をしっかり身に付ける必要があります。 養成コースでは、以下のポイントを重視し、受講生の実力強化を図ります。

1) 聴いて理解する力の強化(listening and comprehension)
2) プレゼンテーション能力の強化(delivery and presentation skills)
3) ポイントを掴み、正確に言語変換する力の強化(extraction of the message, language conversion)

1) と2) の強化には、シャドウイングの練習が大きな力を発揮します。スピーカーの話す英語を一瞬遅れて繰り返すことで、ネイティブの発音やリズムを学ぶことができますし、また、意味を考えながら行うことで、内容や単語表現も身に付きます。お手本を聴きながら、声に出して練習することです。

土曜学校では、毎週ラボを使った臨場感あふれる環境で、シャドーイング等の訓練を行い、表現やリズムを学びながら実力を磨きます。また、自分のパフォーマンスを録音して聴いてみることで、今まで気づかなかった自分の話し方の癖を理解し、改善に向けて一歩を踏み出すことができます。

3) は、聞いた内容をまとめたり、言い換えたり(paraphrase)することで鍛えることができます。講師陣から、いろいろなコツや表現を学んでください。

上記の3つのポイントに加えて「背景知識の習得」も非常に重要です。

通訳は内容で勝負するものです。土曜学校では、政治経済、エネルギー、環境、時事問題など幅広いテーマを取り上げます。「通訳の勉強」という意識付けをするだけで、ニュースの見方が変わり、自宅での勉強が効果的なものになります。

土曜学校では、人と競争をするのでなく、受講生がリラックスして学べる環境を大切にしています。目的も、学ぶ速さも、人それぞれです。自分にいちばん合ったペースで、楽しく勉強しましょう。

土曜学校のモットーは「継続は力なり」です。養成コースで「実力」という、一生の財産作りを始めませんか?